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賃貸物件でタバコによる原状回復の費用は誰の負担?賃貸の教科書

賃貸物件でタバコによる原状回復の費用は誰の負担?







 |  賃貸の基礎知識

近年、喫煙者は肩身の狭い思いをする機会が多くなってまいりました。

路上で喫煙すれば白い目で見られ、挙句の果てには罰金まで・・・

それは賃貸物件の契約においても同じです。契約者が借りているお部屋で喫煙すれば、退去時に高額な費用を請求されることとなります。

今回は”賃貸物件でタバコによる原状回復の費用は誰の負担?”について、喫煙におけるデメリットや対策方法、高額な費用は実は全額負担しなくてもいいケースがあるというお話をさせていただきたいと思います。

 

1. 喫煙におけるデメリット

1-1 壁や天井の壁紙の変色

これはすぐに想像できますよね。

賃貸物件での喫煙における最大のデメリットは、壁や天井などの壁紙の変色です。

毎日見ていればなかなか気付きませんが、はじめて部屋に来る方などからすれば一目瞭然です。

気になる方は壁に飾ってある額やポスターを剥がしてみてください。

本当の壁紙の白さに驚くと思います。

 

1-2 室内の臭い

これも原状回復における大きなトラブルの1つです。

いつも居る部屋だとなかなか感じることがありませんが、例えば少しの間旅行に行っていて帰ってきたときや、夏場の雨の日に締め切って外出した場合など感じることがあると思います。

はじめて部屋に来る方が壁紙よりも先に気付くのが臭いです。

特に女性の嫌いな臭いトップ3としてトイレ・足に続いてタバコが入ってるくらいです。

原状回復におきましても消臭費用はかなりの割合を占めます。

退去立会いの際に、軽微な壁紙の変色の場合は臭いで判断します。

前例として、壁紙やエアコンも全交換、床も張り替えたが臭いが取れないとし、高額な費用を支払ったとするケースもあります。

 

 

賃貸契約における喫煙は故意・過失になる

一般的な賃貸契約における喫煙は故意・過失にあたるといわれております。

ですが、喫煙によるクロスの張替え費用は必ずしも契約者が全額負担をしないといけないわけではありません。

では、どこまで負担をしないといけないのかを国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に見ていきましょう。

 

経年劣化と減価償却について

賃貸契約における喫煙によるヤニ汚れや臭いなどのクロス張替え費用の負担で重要になるのが「経年劣化・減価償却」の部分にあたります。

経年劣化・減価償却の部分のガイドラインを把握しておきましょう。

 

クロスは6年で価値が1円に・・・

長期的に継続して入居しているとクロスの価値はどんどん下がっていきます。

ガイドラインでは入居して6年経過するとクロスの価値は1円になると記載されております。

そのため、喫煙による原状回復費用の割合もこの減価償却を含めて考えられるといわれております。

つまり、喫煙によるクロスの汚れがあったとしても、クロスの張替え費用は入居年数によって請求できる金額が変わってくるのです。

さらに6年以上入居している場合は、クロスの価値自体が1円となっているので、クロスの張替え費用は請求できなくなります。

 

6年以上住めば負担0円!?

6年以上入居した場合、クロスの価値は1円になりますが、原状回復におけるクロスの張替え費用は払う可能性が高くなります。

それは何故か?

賃貸物件を借りるということは、退去時には入居前と同じ状態にして返すということが前提条件。

そして、気を付けてほしいのがガイドラインには「喫煙などにより借りているお部屋において壁紙などがヤニで変色したり、臭いが付着した場合のみ、借りているお部屋のクリーニングまたは張替え費用を賃借人負担とすることが妥当と考えられる」と明記されている。

喫煙=通常を超えた使用による消耗に該当されるということだ。

 

結局いくら費用が掛かるのか!?

※都内にある1Kでハウスクリーニング代が43,200円という設定

項目 金額
ハウスクリーニング 43,200円
エアコンクリーニング 10,800円
計 54,000円

これに加え、喫煙による原状回復費用がかかる場合、

※壁紙1㎡に掛かる張替え費用1,080円の設定

項目 金額
居室/30㎡ 32,400円
天井/15㎡ 16,200円
その他/25㎡ 27,000円
計 75,600円

となり、合計すると129,600円となります。

これの他に修繕する箇所があれば負担額はもっと高くなります。

都内でも23区外に行くと、この金額で新しいお部屋を契約することができます。

入居者はこの金額を退去時に支払わなければなりません。

 

まとめ

管理会社やオーナーによっては半額負担のみで済む場合もありますので、退去の立会いのときに交渉してみるのもいいかもしれません。

高額な費用を支払うことにならないよう、正しい知識を持ち快適に暮らしましょう。

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